ミニマリズムについての感想
はてなブログをみていると、最近ミニマリズムというワード、ミニマリストを名乗るブロガーさん達の多さに気がつきました。
私はというと、がっつりミニマリストというわけではないけれど、考え方そのものに関しては賛成、という感じ。
初めてミニマリズムというワードに触れたのは数ヶ月前。
何気なくYouTubeをダラダラと観ていて、その日はTED Talk 三昧をしていた私だった。
そこで現れたのがこちらの2人。
彼らのスピーチでカリフォルニア留学時代の自分を思い出したのである。
スーツケース2つから始まったアメリカ生活。四年間という長い間、引っ越しをする機会も多かった。
最初はホストファミリーと一緒に暮らし、
だんだん大学生活が充実してきて、友人達とアパートをシェアして生活するようになった。
あと半年という所で、大好きだったルームメイトたちが四年制大学に進学になり、エリアを引っ越さなければならなくなった。
あと半年だけのために一からアパートを借りるのはお金がかかりすぎるし、すぐに自分の後に住む学生を探さなくてはいけない。
でも自分の名前はペーパー上には残ったりしそうで、なんだか不安。トラブルは避けたい。
当時、アメリカ人の彼氏がいたが、彼は車で30分以上の街に住んでいたため、学校が遠くなる、、、さぁどうする!
という時に救ってくれたのが、アメリカ人の元クラスメイトだった。
学校まで歩いていける距離で、2つの部屋つきアパートを3人でシェアしていた。
部屋を半分貸してくれるということで、各部屋に2人ずつという、なかなか経験出来ないシェアをした。
当時は前アパートから持ってきたソファをベッド代わりに寝た。
1人部屋から2人部屋になったので、荷物も減らした。
当時、ファッションマーケティングを専攻していたので、ファッションクラスでクローゼットの整頓の仕方、賢い買い物の仕方などを習った。
結果、無駄な買い物を一切しなくなった。
持っているものは少なかったけれど、当時の私には充分だった。
物が少ないと1つ1つをちゃんとケア出来るし、整理整頓もしやすかった。
幸せだった。
日本に帰国して約3年が経ち、自分の部屋は物でいっぱいになった。
新しい教科書、冬服、仕事の書類、どんどん物で溢れていった。
綺麗好きだった私が、仕事と学校、休みにはなんとか彼氏との時間を作ったりで、掃除を怠るようになった。
するとどうだろう。
イライラするようになった。
自分のキャパ超えな生活を続けていた(る)はもちろんだが、ストレスが溜まりやすくなった。
宗教とか風水とか洗脳とか、そういうものが大嫌いなので、あまり極めたいとは思わなかったが、アイデアは好きだった。
部屋が散らかっていると、その分情報量が多くて、脳が知らず知らずのうちに疲れてしまう。
これだ!
確かに!
その通りだと思った。
姉が掃除にハマりだしたこともあり、その日のうちに100均でビニール手袋、ゴミ袋、ウェットクロスなどを買った。週末にさっそくどっさりと断捨離をした。
自分の部屋にこんなにスペースがあったなんて!
ここ数週間、すこぶる調子がいい。
部屋に物が少ないと、そもそも片付けるものがないし、視界から入ってくる情報量が少なく、すごくほっとするのだ。
ミニマリズムやらミニマリストやらを語るレベルには達してないだろうけれど、
本当に必要なものだけを大切にする生き方には賛成だ。